乗合タクシーとは?相乗りとの違いや運行の種類、魅力を解説!

タクシードライバーへの転職を考えている方の中には、求人情報で「乗合タクシー」という言葉を見かけ、通常のタクシー業務とどう違うのか分からず戸惑う方もいるのではないでしょうか。勤務形態や給与体系、必要な資格が一般的なタクシーと同じなのか判断がつかず、応募に踏み切れないケースも少なくありません。

こうした疑問は、乗合タクシーの仕組みや一般的なタクシーとの違いを理解することで解消できるでしょう。

今回は、乗合タクシーとは何か、運行方式や導入形態の種類、ドライバーから見た魅力とあわせて解説します。

乗合タクシーとは?相乗りタクシーとの違い

まずは、乗合タクシーの基本的な定義と、混同されやすい相乗りタクシーとの違いを見ていきましょう。

乗合タクシーとは、同じ方面に向かう複数の利用者が乗り合わせて利用する、タクシーと路線バスの中間的な公共交通機関のことです。法律上、通常のタクシーは「一般乗用旅客自動車運送事業」に区分されるのに対し、乗合タクシーは「一般乗合旅客自動車運送事業」に位置づけられ、運行には国土交通省の許可が必要になります。

相乗りタクシーとの違い

近年広がりを見せている「相乗りタクシー」は、配車アプリなどを通じて目的地が近い利用者同士をマッチングし、1台のタクシーを共同利用するサービスです。一方で、乗合タクシーは、あらかじめ決められたエリアやルールに沿って運行される、地域社会の足としての役割を担うサービスです。両者は運行の仕組みそのものが異なると言えます。

乗合タクシーの主な種類

続いて、乗合タクシーの運行方式と導入形態について見ていきましょう。

3つの運行方式

乗合タクシーの運行方式は、路線定期運行・路線不定期運行・区域運行(デマンド型)の3つです。

運行方式 説明
路線定期運行 決まった時間・ルート・乗降場所で運行する
路線不定期運行 決まった路線・停留所はあるが、事前予約があった場合のみ運行する
区域運行(デマンド型) 指定されたエリア内で、乗客の予約に応じて運行するタイプ

中でも、乗客の予約に応じて運行する区域運行(デマンド型)は、路線バスの運行が難しい地域を中心に普及が進んでいます。

3つの導入形態

乗合タクシーは、エリアの特性によって過疎地型・団地型・空港型などの導入形態に分けられます。

導入形態 説明
過疎地型 バス路線が廃止された地域や高齢者の多い地域で、自治体が主体となって運行する
団地型 バス路線の運行がない深夜・早朝の時間帯を中心に、駅と住宅団地を結んで運行する
空港型 複数の利用者の自宅を巡回し、空港まで送迎する

中でも過疎地型は、バス路線が廃止された地域における生活の足として、特に重要な役割を担っています。

乗合タクシーの魅力

最後に、タクシードライバーの視点から見た乗合タクシーの魅力を紹介します。

路線バスの減便を背景に将来性が高まっている

現在、深刻なバス運転手不足や過疎化に伴うバス路線の減便・廃止が全国で相次いでいます。細い道でも運行できる乗合タクシーは、こうした状況を補う新たな公共交通機関として各自治体で導入が進んでおり、タクシー業界の中でも将来性が非常に高い分野です。

今後さらに需要拡大が見込まれるデマンド型タクシーの分野は、ドライバーにとっても安定した働き方を目指しやすい領域だと言えます。

直接感謝される機会が多い

乗合タクシーは、地域住民にとって生活に欠かせない足として、直接感謝される機会が多いやりがいのある仕事です。「家まで来てくれて助かる」「買い物が便利になった」など、利用者から感謝の声を直接受け取れる場面も少なくありません。

また、通常のタクシー業務と同じく普通二種免許があれば乗務できるため、未経験からでも挑戦しやすい点も魅力です。

まとめ

乗合タクシーは、路線バスの減便が進む地域において需要が高まっている、これからの成長が期待できる公共交通サービスです。一般的なタクシーとは異なる仕組みをあらかじめ理解しておけば、転職後も安心して業務に取り組めるでしょう。

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