「1車2人制」とは?タクシーの勤務形態の仕組み・メリット・デメリットをすっきり解説

タクシードライバーへの転職を考えている方なら、求人票で「1車2人制」という言葉を目にしたことがあるかもしれません。1台のタクシーを2人のドライバーが交代で使う勤務形態で、働き方や収入面に独自の特徴があります。今回は、1車2人制の仕組みや昼勤・夜勤の違い、メリット・デメリットについてわかりやすく解説します。

タクシーの1車2人制の仕組み

1車2人制では、1台の車両を2人のドライバーが時間帯を分けて担当します。具体的な制度の内容と時間帯の運用を見ていきましょう。

1台のタクシーを2人で交代する制度

1車2人制とは、1台のタクシーを2人の乗務員が1日12時間ずつ交代で使用する勤務形態です。洗車や給油の時間も含まれるため、実際の乗務時間は10〜11時間程度になります。

勤務サイクルは「5〜6日働いて1日休む」パターンが多く、月間では約25日の勤務が一般的です。隔日勤務(月11〜13乗務)と比べると勤務日数は多くなりますが、1日あたりの拘束時間は大幅に短くなります。

昼勤・夜勤に分かれる時間帯運用

1車2人制では、乗務時間帯が「昼勤」と「夜勤」の2つに分かれています。昼勤は7時〜18時頃、夜勤は18時30分〜翌6時頃に設定されるのが一般的です。前の乗務員から車両を引き継ぐことで乗務が始まります。

1台の車を2人で共有するため、引き渡し時間は厳格に決まっており、時間になれば営業中でも営業所へ戻る必要があります。深夜割増(22時〜翌5時は2割増)の恩恵を受けられるのは、主に夜勤担当のドライバーです。

1車2人制で働くメリット・デメリット

1車2人制にはどのような特徴があるのでしょうか。働き方のメリットとデメリットをそれぞれ確認していきましょう。

メリット:規則正しい生活リズムを維持しやすい

1車2人制の大きなメリットは、1日の実働時間が10〜11時間程度に抑えられる点です。約20時間の拘束が続く隔日勤務と比べると身体的な負担が少なく、疲労や睡眠不足が蓄積しにくい働き方と言えます。

昼勤を選べば、一般的なサラリーマンに近い生活リズムで働けます。家族と夕食をともにしたり、子どもの行事に参加したりと、育児や家庭との両立がしやすくなります。

デメリット:収入が上がりにくく引き継ぎ制約がある

昼勤の場合、深夜割増(22時〜翌5時は2割増)の恩恵を受けにくく、長距離乗客も比較的少ないため、1乗務あたりの売上単価が低くなりがちです。隔日勤務と比べると月収が伸びにくい傾向があります。

また、次のドライバーへの引き渡し時間が決まっているため、ピークタイムでも延長ができず、収入に上限の制約が生じます。加えて、月間勤務日数が24〜25日と多いため、隔日勤務に比べて休日が少なくなる点も念頭に置いておきましょう。

まとめ

1車2人制は、1台の車両を2人のドライバーが昼勤と夜勤に分けて担当する勤務形態です。1日の実働時間が短く規則正しい生活リズムを保ちやすい一方で、収入の上限や引き継ぎ時間の制約がある点も理解しておく必要があります。

勤務形態の特徴を正しく理解することが、自分に合ったタクシー会社選びの出発点です。1車2人制に興味を持った方は、東京交通興業の求人情報もぜひご覧ください。

>>東京交通興業の求人情報はこちら