タクシー運転手は住宅ローンに通らない?対処法は?

住宅ローンの審査は職業や働き方によって不利になることがあります。タクシー運転手になりたいと思っているものの、住宅ローンが組めるかどうか心配で二の足を踏んでいる方もいるかもしれません。今回はタクシー運転手の住宅ローン事情について解説します。

タクシー運転手が住宅ローンを組みづらい理由

次のような理由から、タクシー運転手は一般的にローンの審査で不利な傾向にあります。

収入

タクシー運転手の給与形態は歩合制が一般的です。月給制の会社員と違って、月によって収入が変動することから、不安定だと判断されてしまいます。

住宅ローンの審査では、安定した収入が判断基準にされるため、歩合制のタクシー運転手にとっては不利です。

雇用形態

タクシー運転手の雇用形態はさまざまです。正社員として働いている人もいれば、契約社員として働いている人もいます。なかにはフリーランスの人もいるでしょう。

タクシー運転手でも正社員の場合には、住宅ローンの審査で比較的有利です。しかし、契約社員やフリーランスの場合には安定していないと判断され、審査に通らない場合があります。

職業リスク

タクシー運転手は、ほかの職業と比べて職業リスクが高いのが特徴です。常に車を運転しているため、交通事故に遭うリスクが高まります。交通事故で怪我をしてしまうと、これまで通りの収入が得られなくなってしまうこともあるでしょう。

また、交通違反による免許停止もリスクのひとつです。免許停止になっている期間は車を運転できないため、収入も途絶えてしまいます。住宅ローンの返済も難しくなってしまうかもしれません。

融資をする側の金融機関にとっては、そのようなリスクはできるだけ避けたいと考えるのが自然といえます。

タクシー運転手が住宅ローンの審査に通るには?

タクシー運転手は住宅ローンの審査で不利になる要素が多くありますが、住宅ローンを組めないわけではありません。銀行によっては、タクシー運転手でも雇用形態や年収額などによっては審査に通るところもあります。

銀行の住宅ローンの審査にどうしても通らないのであれば、ノンバンクを利用するのもひとつの手です。銀行は審査が厳しめですが、ノンバンクは比較的柔軟に審査してもらえます。銀行よりは審査に通る可能性が高いでしょう。

まとめ

タクシー運転手は収入の不安定さや職業リスクの高さなどから、住宅ローンが組みづらい傾向にあります。しかし、正社員の場合にはタクシー運転手でも、契約社員やフリーランスほど不利ではありません。

また、銀行の住宅ローンが難しければノンバンクという選択肢もあります。住宅ローンを組めなくなるわけではないため、タクシー運転手になりたいのであれば、求人に応募してみましょう。