タクシードライバーが注意すべき交通違反は?どんな影響があるのかも解説

タクシードライバーが交通違反をしてしまうと、自分や会社に及ぼす影響は深刻です。今回は、タクシードライバーが注意すべき交通違反と、その後のペナルティについて解説します。
タクシードライバーが注意しなくてはならない交通違反
お客様から求められても、法律を守り安全運転を徹底することが第一です。ここでは、タクシードライバーが特に注意すべき交通違反について解説します。
速度超過(スピード違反)
スピード違反は最も重大な交通違反のひとつです。お客様の「早く行ってほしい」という要望に応じて速度を上げたとしても、責任はすべてドライバーにあります。
違反が発覚すれば点数や罰金の対象となり、事故につながれば職を失う可能性もあります。
駐停車違反
お客様の乗降や待機中に、つい駐停車禁止エリアに止めてしまうことがあります。しかし、駐停車違反は警察による取り締まり対象です。
違反が見つかれば、罰金だけでなく会社から厳しく叱責され、始末書提出や乗務停止といった処分を受けることもあります。
車線変更違反
ウィンカーを出さずに車線変更をしたり、無理に割り込んだりする行為は「車線変更違反」となります。
タクシーは頻繁に進路変更をする場面が多いため、常に周囲の車のスピードや距離を確認し、安全に行うことが求められます。
進路変更禁止違反
黄色いセンターラインをまたいで車線を変えるのは「進路変更禁止違反」です。
渋滞を避けようと無理に車線を変更すれば、取り締まりの対象となるだけでなく、大事故につながる危険もあります。
転回禁止違反
指定場所以外でのUターンは禁止されています。つい「近道したい」と思ってしまうかもしれませんが、違反行為となり点数や罰金が科されます。
お客様に急かされても、必ず転回可能な場所を選びましょう。
携帯電話使用
走行中に携帯電話を使用することは法律で禁止されています。2019年12月に罰則が強化され、違反が見つかれば即座に取り締まり対象となります。
仕事の連絡であっても、走行中に操作するのは厳禁です。
タクシードライバーが交通違反をしたらどうなる?
交通違反はドライバー個人の問題にとどまらず、会社全体にも悪影響を及ぼします。ここでは、違反が発覚した場合の影響について解説します。
ドライバーへの影響
まず直接的な影響として、違反点数の加算や反則金・罰金が科されます。さらに会社からは減給や乗務停止といった処分を受けることも珍しくありません。
繰り返し違反をすれば、解雇に至る可能性もあるため注意が必要です。
会社への影響
ドライバーの違反が続くと、会社自体も監査や行政処分の対象になります。国土交通省から営業台数の制限や最悪の場合は営業停止を命じられることもあり、会社の信用失墜につながります。
会社全体に迷惑をかけないためにも、一人ひとりが法令順守を徹底する必要があります。
まとめ
タクシードライバーにとって交通違反は、自分のキャリアだけでなく会社の存続にも影響を与える重大な問題です。お客様の要望だからといって法令違反をするのは絶対に避けるべきです。これから転職を考えている方や、駆け出しのドライバーの方、中堅、ベテランの方もすべて、日々安全運転を心がけていきましょう。
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