タクシーの流し営業のコツ10選!ポイントを押さえて売上をアップしよう

タクシードライバーの流し営業は、正しいテクニックを身につけることで飛躍的に売上を向上させることができます。今回は、新人ドライバーが知っておくべき10のコツを紹介します。

タクシーの流し営業のコツ10選

流し営業は、最も基本的で重要な技術です。まずはこれらのコツをマスターしましょう。

タクシーの代表的な営業方法については、下記の記事も参考にしてください。
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1.人通りが多い場所を走る

し営業の基本は、人通りが多い場所を走ることです。

特にお客様を見つけやすい場所として、繁華街、主要駅周辺エリア、大手企業のオフィス街、大型ショッピングモールや百貨店周辺、病院周辺などがあげられます。

また、夜間であれば風俗街、朝の通勤時間帯であれば住宅地から駅に向かう道路なども狙い目です。

2.急に雨が降ったら人が集まる施設に向かう

急に雨が降り始めたら、なるべく大きな道路を通って人の集まる施設に向かいましょう。

特に駅前、デパートやショッピングセンター、オフィス街の出入り口付近では、雨宿りしている方を多く見つけることができます。

3.電車が遅れている・運休しているときは駅に向かう

電車が止まったときは絶好のチャンスです。

流しの最中はラジオの交通情報を常にチェックしておくことが重要です。運行トラブルの情報をいち早くキャッチして、該当する駅に向かいましょう。

4.イベント情報を欠かさずチェックする

ライブやスポーツの試合、演劇、お祭りなど、イベント前後の時間帯は、会場周辺で人通りが多くなり、タクシー需要も高まります。

特にドーム球場やライブハウス、コンサートホール周辺は、イベント終了後に一斉に人が出てくるため、効率的に営業できます。地域の祭りやフリーマーケットなども狙い目です。

5.スピードを落として走る

空車で走行中は、スピードを出して走っていると、ドライバーがお客様を見つけにくいうえ、タクシーを利用したい方からもタクシーを呼び止めにくくなってしまいます。

ただし、あまりにも遅すぎると他の車に迷惑をかけてしまうため、法定速度より時速10~20km/h程度遅い速度が目安です。

6.車間距離をしっかり取る

お客様がタクシーを探す際は、車の左前にある「空車」の表示を確認するため、車間距離があることで見つけやすくなります。

特に信号で停止した後の発車時には、前の車との距離を十分に取り、ゆっくりと発進しましょう。

7.交差点では先頭を狙う

交差点はタクシーを探しているお客様が多い場所のひとつです。先頭で停止することで「空車」の表示を見えやすくでき、お客様に気づいてもらいやすくなります。

ただし、安全な走行が最優先です。黄色信号で無理に進入したり、急ブレーキをかけたりすることは避けましょう。

8.左車線を走る

歩道に最も近いのは左車線です。複数車線がある道路では、必ず左車線を走行しましょう。

複数車線の道路で右折はできるだけ避けることも重要です。右折時は道路の中央付近を走ることになり、歩道から遠く離れてしまうため、お客様を見つけにくくなります。目的の方向に行くには、直進してから左折を3回すれば同じ方向に向かえます。

9.時間に気を配る

夜間は「仕事で疲れた」「終電を逃した」などの理由でタクシーを利用する方が多く、会社周辺や繁華街、駅などで需要が高まります。

一般的な傾向だけでなく、先輩ドライバーやお客様から得た情報を活かし、その地域の特性に合った営業を行うことが重要です。

10.目的地への到着後のことを考える

効率的な営業のためには、お客様を目的地にお送りした後の行動も事前に計画しておくことが大切です。

人通りの多いところで流しを行うのか、あるいは人の集まる場所で付け待ちを行うのかなど、事前に計画を立てることで時間のロスを減らし、より多くのお客様を乗せることができます。地域の特性や時間帯を考慮して、最適な次の営業場所を選択しましょう。

まとめ

タクシーの流し営業で成功するには、基本的なコツが重要です。今回紹介したコツを実践して、プロのタクシードライバーとして一歩ずつ成長していきましょう。