タクシー運転手に最低賃金は保証される?知っておきたい制度を解説

タクシー運転手は歩合制のイメージが強いものの、実際には最低賃金が法律で守られています。しかし「保証給」と混同すると、収入の仕組みを誤解してしまうことも少なくありません。今回は、タクシー運転手に最低賃金がどのように保証されるのか、その制度と注意点を解説します。
タクシー運転手と最低賃金保証制度

最低賃金制度とは、最低賃金法に基づき、国が定めた最低額以上の賃金を使用者が労働者に必ず支払わなければならないとする制度です。この制度は業種を問わず適用されるため、タクシー運転手も例外ではありません。
タクシー業界では「固定給+歩合給(出来高払)制」や「オール歩合給制」が一般的です。いずれの賃金体系であっても、実際に支払われた賃金を労働時間で割った1時間当たりの金額が、都道府県ごとに定められた最低賃金額を下回ってはいけません。
仮に売上が少なく歩合給が伸びなかった場合でも、最低賃金を下回ることは法律上認められておらず、違反した事業者には50万円以下の罰金が科される可能性があります。
歩合制=収入不安定という印象を持たれがちですが、最低限の収入は法的に守られている点が大きな特徴です。
保証給と最低賃金保証の違い

最低賃金保証と混同されやすい言葉に「保証給」がありますが、両者は性質が大きく異なります。それぞれの違いを理解することで、求人情報の見え方も変わってきます。
保証給はタクシー会社ごとの判断
求人募集で「保証給あり」と記載されている場合、最低賃金制度とは別に、タクシー会社が独自に最低給与額を設定しています。金額は会社ごとに異なりますが、基本的には都道府県別の最低賃金水準を上回る額が提示されます。
金額や支給期間、対象者の条件などは会社ごとに差があり、同じ地域でも内容にばらつきがあるのが実情です。
条件付きの保証給が多い
保証給は、新人や未経験者を対象に一定期間支給されるケースが多く、収入が安定するまでの育成的な役割を果たしています。走行距離や営業回数、出勤率など、一定の条件を満たすことを支給要件としている会社もあります。
保証給の有無や条件は収入に直結するため、最低賃金保証との違いを理解した上で、内容を細かく確認することが重要です。
まとめ
タクシー運転手は賃金体系に関わらず最低賃金法の適用を受け、労働時間に対して最低賃金を下回ることは認められていません。一方で、保証給は会社独自の制度であり、金額や条件、支給期間には差があります。両者の違いを正しく理解し、求人内容や働き方を比較した上で、自分に合った職場選びを進めていきましょう。
タクシー乗務員募集中!
>>東京交通興業の採用情報はこちら