タクシードライバーに役立つタクシー用の配車アプリとは?

乗客が見つからないときは、タクシードライバー用の配車アプリを活用すれば、集客力アップにつながるでしょう。この記事では配車アプリの概要や機能、利用時の注意点などを解説します。

タクシーの配車アプリとは?

タクシーの配車アプリとは、スマートフォンを操作するだけでタクシーが呼べるアプリです。配車アプリを集客につなげるために、乗客側とタクシードライバー側、それぞれの機能を理解しておきましょう。

乗客側の機能

配車アプリの乗客側の主な機能は、「指定の場所にタクシーを呼ぶ」「迎車位置をGPSで確認する」の2種類です。

また、車内で運賃をキャッシュレス決済できるアプリもあります。非常に便利なアプリですが、アプリによって対応エリアや選択できるタクシー会社が違います。

タクシードライバー側の機能

タクシードライバー側の配車アプリの機能は、「迎車の連絡」「乗客の情報・目的地の確認」「緊急時の連絡」です。

乗客が配車アプリで指定した条件に自分のタクシーが一致すると、タブレットや端末の画面に迎車の指示が表示されます。迎車に応じると乗客の情報が表示されるので、普段どおりに乗客のもとに向かいます。

なお、ドライバー側として配車アプリを利用するには、タブレットや専門端末を用意する必要があります。

代表的な配車アプリ4つ

現在、日本で使われている代表的な配車アプリは、「Uber」「GO」「DiDi」「S.RIDE」の4種類です。各アプリの特徴を知っておきましょう。

Uber

Uberは配車アプリの元祖といえるアプリです。もともとは自家用車のライドシェア用アプリですが、日本ではタクシー専用となっています。車内決済はできませんが、現金またはクレジットカードなどを使ったオンライン決済が選択可能です。

GO

GOは「Japan Taxi」と「MOV」というふたつのアプリが合体して生まれた配車アプリです。到着予定時刻の確認や降車位置の指定など、便利な機能が豊富に取りそろえられています。

DiDi

DiDiは「DiDi Mobility Pte. Ltd.」と「ソフトバンク」が共同で運営している配車アプリです。運賃の決済にPayPayが利用できます。

S.RIDE

S.RIDEは、東京交通興業(チェッカーキャブ)がメインとして利用している配車アプリです。目的地を指定すると、事前に最短ルートから料金を確定できる「事前確定運賃」機能が利用できます。

アプリを起動し、画面をスライドするだけでタクシーが呼べるという手軽さも魅力です。

配車アプリを活用するときの注意点

配車アプリを集客に活用するときに、いくつか注意したいことがあります。「せっかく登録したのに意味がなかった」という事態にならないよう、事前に確認しておきましょう。

自社に対応しているものを知っておく

配車アプリはそれぞれ対応しているタクシー会社が異なります。自社に対応していないアプリを乗客に勧めても、自社の利用者は増えません。

たとえば、東京交通興業(チェッカーキャブ)なら「S.RIDE」など、自社に対応している配車アプリを知っておきましょう。

アプリの利用が多いエリアや時間帯を把握しておく

配車アプリから、乗客が乗車位置として指定した近辺にいるタクシーに情報が届きます。配車アプリで集客率をアップしたいなら、アプリの利用が多いエリアや時間帯を把握しておきましょう。

操作を覚えておく

配車アプリの操作方法がわからないと、せっかく乗客の情報が来ても応じられません。乗客に迷惑をかける可能性もあるので、操作方法を覚えておきましょう。

まとめ

配車アプリをうまく活用すると、集客力アップにつながります。流しや付け待ちの集客に限界を感じているなら、利用を検討してみてはいかがでしょうか。