介護士からタクシードライバーへの転職!需要やおすすめの理由を解説

高齢社会がますます進む日本。高齢者や身体が不自由な方の移動・外出を助ける、介護タクシー・福祉タクシーの需要が高まっています。介護士の経験や資格がある方は、タクシー業界でもニーズが高い人材です。
今回は、介護士からタクシー業界への転職の可能性や魅力について解説します。
介護タクシー・福祉タクシーの需要が高まっている
近年、介護タクシーや福祉タクシーの必要性は増しています。
国土交通省は2025年度までに、ユニバーサルデザインタクシーを含む福祉タクシーを約9万台導入する目標を掲げています。
また厚生労働省でも、65 歳以上の高齢者数がピークを迎えるとともに、介護と医療の複合ニーズを抱える85歳以上人口が増加する2040年に向けて、地域包括ケアシステムの拡充を推進しています。移動支援分野は、まさに成長が期待されているのです。
このような背景から、介護・福祉系の仕事の経験を持つ人材は、タクシー業界で特に求められています。介護士がタクシードライバーへと転職することは、将来性のある選択肢といえるでしょう。
参照:
国土交通省「福祉タクシー車両の導入状況について」
厚生労働省「2040 年に向けたサービス提供体制等のあり方に関するとりまとめ」
介護士からタクシードライバーへの転職をおすすめする理由
介護士としての経験や資格は、タクシードライバーの仕事でも大きく活かせます。ここではその具体的な理由を見ていきましょう。
介護のスキルを活かせる
介護士は日常的に高齢者や障害者の介助を行っているため、車いすの利用者への乗車支援や安全な移動の確保に強みを持っています。
こうしたスキルは、介護タクシーや福祉タクシーの現場でそのまま役立ちます。
さらに、利用者とのコミュニケーションに慣れている点も大きな武器です。移動中の会話や安心感の提供は、サービスの質を高める重要な要素となります。
介護資格がアピールできる
介護タクシー業界では、介護資格を持つ人材は非常に評価されます。介護職員初任者研修や介護福祉士などの資格があると、転職活動でも有利になり、お客様からの信頼も得やすくなります。
特に高齢者や障害者を対象とするサービスにおいては、「資格を持ったドライバーが対応してくれる」という安心感が、お客様から選ばれる理由になるのです。
普通二種免許さえあればできる
タクシードライバーになるためには普通二種免許が必要です。これは、普通免許を持っていれば比較的取得しやすく、多くのタクシー会社は普通二種免許の取得費用を負担してくれます。
また、介護タクシーの場合は介護職員初任者研修の資格が必須ですが、これまで介護職として働いてきた人であればすでに条件を満たしているケースも多く、スムーズに転職できる点が魅力です。
まとめ
介護士からタクシードライバーへの転職は、需要の高まりと介護スキルの活用という強みから、非常に有望なキャリアチェンジです。資格や経験を活かしながら、利用者に寄り添ったサービスを提供できる仕事といえるでしょう。将来性を見据えて、ぜひ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
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