タクシー運転手はガソリン代も負担するの?それとも会社負担?

タクシー運転手の仕事を志すにあたって、ガソリン代がどうなるのか気になるでしょう。自腹なのではないかと思って、求人への応募をためらっている人も多いかもしれません。ここでは、タクシーのガソリン代について説明していきます。

タクシーのガソリン代は誰が負担する?

タクシーのガソリン代は誰が負担するのでしょうか。

タクシーのガソリン代は、通常はタクシー会社が全額負担するようになっています。タクシー運転手が自腹でガソリン代を支払うことは通常ありません。個人タクシーの場合のみ自腹で支払います。

タクシー会社で働いているタクシー運転手は、一般企業のサラリーマンと同じ会社員です。サラリーマンが仕事の経費を自腹で支払うことがないのと同じと捉えて良いでしょう。

また、ガソリン価格が上がっても手取りが減ることはありません。そのため、ガソリン価格が高騰しても安心して働けるでしょう。もちろん、ガソリン価格が下がっても、手取りが増えることはありません。

タクシーの給油場所とは

ガソリンスタンドでタクシーが給油をしているのを見たことがない人も多いでしょう。そのため、タクシーはどこで給油をするものなのか気になる人もいるかもしれません。

多くのタクシー会社では、特定のガソリンスタンドと提携していて、提携しているガソリンスタンドで給油しています。タクシー会社と提携しているガソリンスタンドは、ガソリンスタンド全体の中でも少ないため、見かける機会が少ないというわけです。

もし、提携しているガソリンスタンド以外のところで給油した場合には、自腹になってしまう可能性もあるため注意しましょう。

また、タクシー会社によっては、給油設備を自社で保有しているところもあります。その場合には、外部のガソリンスタンドで給油することは通常ありません。

いずれの場合も、遠方の目的地までお客様を運ぶことがあれば、例外として扱われることが多いです。行き帰りの途中で給油が必要になったときには、一時的に立て替えておき、会社に戻ってから精算します。

ガソリンを使わないタクシー車両も多い

タクシー車両ではガソリンではなく、LPガスを燃料としているケースが多いです。そのため、LPガスを給油できるガソリンスタンドが提携先に選ばれています。

LPガスを使用する主な理由は、ガソリンに比べて1Lあたり30~40円程度安く済むためです。ガソリンとハイブリッド仕様のタクシー車両もあります。

燃費が安いなら一般車両でもLPガスを使用すれば良さそうと思う人もいるかもしれません。しかし、LPガスは馬力が弱いことから、一般の乗用車には普及していません。LPガスを給油できるガソリンスタンドも、ごく一部に限られています。

まとめ

タクシー会社に勤務しているタクシー運転手は、ガソリン代を自腹で負担することは通常ありません。提携しているガソリンスタンドや自社設備で給油し、全額会社が負担します。ガソリンを使わないタクシー車両も多いため、給油場所については研修時に確認しましょう。